3、ユーモレスク

ユーモレスク (ちくま文庫)

ユーモレスク (ちくま文庫)


長野さんの作品。長野作品なので男性にはあまりおすすめできない。が、いつもより普通っぽい恋愛だった。つか主人公が男だと思って読んでいたので途中であれ?ってなった。思い込みって恐ろしい。


ちょっと身内話。この本で小学生の弟が行方不明になるけど・・・・・うちのいとこが同じように何年も行方がわからないということがあった。いなくなったのは小さな子供のときではなく大人になってからだったわけだけど何年も行方がわからなくて正直みんな死んだのでは?という思いが広がっていた。期待は持たずにいたはずだ。けどある日彼は見つかった。自分の根性の無さに連絡を取れずにいたのだろうけど何年も身を隠し生きてきた根性があれば家への連絡簡単なのではないかと今になれば思う。けどそれが出来なかった。人間って難しい。けど叔父と叔母にしたら奇跡が起きたような気持ちだったんだろうな・・・・。そんな些細な身内話。